産業

写真: Statoilhydro.

ノルウェーは世界第2位の天然ガスの純輸出国であり、第7位の石油輸出国です。石油・ガス産業は、国庫収入の3分の1を占めています(2008年現在)。石油関連企業で働く人は約14万人にのぼり、石油産業は他の産業にも大きな波及効果をもたらしています。 更に読む

ノルウェーは、ヨーロッパで最も多角的な経営を行なう海洋国であり、海運に関する専門知識、設備、新しいすきま(ニッチ)市場を開拓する能力という点で、世界中から注目されています。ノルウェーの海洋経済全体(海運や養殖産業に関連する一連の産業で、その数は増えている)は拡大しつつあり、多岐に渡る製品やサービスが含まれています。 特殊船舶造船所 ノルウェーの造船業界には、国際競争力を持ち、高度な技術を備えた中小の造船所が50社以上存在します。主に船の修理のほか、荷揚げ下ろしが直接出来るローロー船、化学タンカー、高性能漁船、冷蔵船、オフショア補給船、高速双胴船のカタマラン船、ケーブル敷設船、地震調査船などの特殊船舶の建造に重点を置いています。 最新式船舶と漁業設備 ノルウェーの船舶設備産業は、ノルウェー所有の船舶数が着実に増加するのに伴って発展してきました。船舶設備メーカーは、デッキ・ウインチや船の... 更に読む

写真: Siv Nærø/Innovation Norway .

ノルウェーは豊かな水産資源に恵まれています。フィヨルドや海の豊かな恵みは、ノルウェーの沿岸地方の経済に重要な役割を果たしています。今後もこうした資源を維持していくには、海洋生物の多様性の保護とともに、望ましい価値の創造が大切です。養殖、バイオテクノロジー、高級品の開発、物流など、重要かつ利益性の高いさまざまな活動が海洋とつながりを持っています。ノルウェーはコストの高い国で、今後もその状態は続くでしょう。したがって、高価格を維持するためには、ノルウェーが開発するプロセスや製品に、一層の専門技術の導入が必要です。 島々やフィヨルドを含め、ノルウェーの海岸線は全長およそ5万7千キロに及びます。ちなみに、地球は赤道上の外周で4万キロです。ノルウェーのその長い海岸線と海洋により、漁獲量は年間250万~300万トンになります。近い将来、漁獲高を増やす可能性はありません。ノルウェーには約1万隻の漁... 更に読む

2005年のノルウェーのサービス輸出額はおよそ1,930億ノルウェークローネ(約240億ユーロ)で、そのうちおよそ半分(42%)を海運業が占めていました。サービス産業をすべて合計した輸出額は、ノルウェーの総輸出額の4分の1弱(22%)でした。 ノルウェーの豊富な天然資源の利用には、大きな課題が課せられています。厳しい天候、長い冬、荒れた土地、そして世界で最も厳しい海 - これらすべてを克服しなくてはならないのです。そうした中で、ノルウェー企業は富を生みだしただけでなく、専門技術という形の重要なリソースを発展させてきました。現代の海洋技術、水力発電、岩石工学、養殖、漁業、林業、石油・天然ガス関連企業も、この国の多くの伝統的産業を基盤としています。 現代の工業部門は、効率のよい輸送部門に依存しています。ノルウェーの輸送サービスには海運会社、発送・取次ぎ代理店、貨物航空会社、運輸会社があり... 更に読む

情報通信技術(ICT)は、今やノルウェーの最も新しい主力産業です。この産業を構成しているのは、電気通信、ICTハードウェアおよびソフトウェア、産業電子工学、コンサルティング・サービス分野における様々な革新的ハイテク企業です。 ノルウェーは国民一人当たりのICT利用度が世界で最も高い国の一つであり、陸上地球局、光ファイバー・ネットワーク、デジタル伝送路で構成されるシステムが十分に発達したインフラを備えています。ノルウェーの通信ネットワークの容量は急速に拡大しており、電気通信分野からは、ますます多くの国際競争力を持つ企業やかなり大規模な研究コミュニティが生まれています。製品としては、衛星通信システム、全地球測位システム(GPS)、携帯電話システム、ネットワーク管理システム、伝送システム、光ファイバー技術などがあります。 革新的なノルウェーのハードウェア設計者は、テレビ会議システム、マルチ... 更に読む

ノルウェーの企業家 この1世紀の間に、ノルウェーは静かな農耕社会から、世界でも卓越した地位を誇るダイナミックなハイテク国家に変貌しました。ノルウェーは今や世界最大の石油輸出国の一つであり、水産物の養殖、海洋産業、水力発電、環境、エネルギー、テクノロジー、電気通信などの幅広い産業で世界をリードしています。 歴史的に見ると、多くのノルウェー人は小規模な農業を営むとともに林業、狩猟、漁業などの活動をして生計を立てていました。ノルウェー独特の気候と地形に適応しながら生きるために、人々にはかなりの柔軟性と工夫が必要とされました。 天然資源の利用 ノルウェー経済は、常にその膨大な天然資源と密接な繋がりがあります。木材、水産物、鉱物、その他原料の輸出大国としてのノルウェーの伝統は、中世にまでさかのぼります。1900年ごろ国内にある多くの滝を制御・利用できるようになったことで、冶金、化学、製紙産業な... 更に読む

ノルウェーは様々な製品や消費財を世界の市場に供給しており、その種類はますます増加しています。天然素材と伝統的な職人の技を組み合わせたノルウェー製品は、その品質と信頼性には定評があります。多くの中小企業が、家具や特産品(食品)からレジャーボートやアウトドア用品に至るまで、さまざまな製品を製造しています。 消費財を製造する多くのノルウェー企業は、すきま(ニッチ)市場に力を入れています。この分野は成長株として注目度が高まっており、世界中の市場で人気を博しているブランド品が多数あります。この分野の成功の秘訣は、長年にわたる手工芸の伝統や木材、石材、ウールのような天然素材に、現代的な製造方法・マーケティング戦略を組み合わせたことにあります。現代的なデザインと製造技術によって、家具、アウトドア用品、スポーツウェアから、レジャーボート、ギフト商品、食品特産物まで、様々なものが作られています。... 更に読む

ノルウェーは水力発電大国です。水力発電のほぼ3分の1は金属、化学製品、石油化学製品、鉱物製品、紙・パルプの製造に使われています。ノルウェーの加工産業は、この国の陸地産業の中で最も輸出高の多い部門です。電力のほとんどを水力発電でまかなっているため、ノルウェーは他国よりも経済的かつ環境汚染が少ない方法で工場を稼動させることができるのです。 金属 ノルウェーは、アルミニウム、マグネシウム、合金鉄などの金属の主要供給国であり、世界最大の一次アルミニウムの生産・輸出国の一つです。アルミニウムの半加工品は、建設、輸送、包装のエンドユーザー産業で使われています。フェロシリコン、フェロマンガン、フェロクロムのような合金鉄は、主に鋼材生産に使われています。ノルウェーはケイ素金属、亜鉛、ニッケル、銅も生産しています。 化学製品 ノルウェーで最初の大規模水力発電コンビナートは、1907年にノルスク・ハイド... 更に読む