ノルウェーの詩の歴史は千年以上前の9世紀の吟唱詩(Skaldic verse)にまで遡ります。中世には民間伝承の物語詩(ballads)や特定の場に合わせて作るオケージョナル・ポエトリー(occasional poetry)、またStevとして知られる即興詩が作られました。民話のほかに、こうした作者不詳の作品はノルウェー伝承文学の重要な部分を占めています。 なかでも聖職者を中心として次第に教育が普及するにつれ、賛美歌が抒情詩的表現の一つの重要な方法となってきました。また19世紀の始め頃には、詩は建国間もないノルウェーの国造りに重要な役割を果たしました。ノーベル文学賞受賞作家の一人、ビョルンスチャーネ・ビョルンソン(Bjørnstjerne Bjørnson 1832~1910年)は、『Ja vi elsker dette landet (われらこの国を愛す))という詩を書きました。こ... 更に読む