古代遺物の中には、当時の人々が日用品に美的価値を加えようとした努力のあとが数多く見られます。Osberg(オズベルグ)の遺物の中には職人並みの技能の織物や木彫がありますが、いずれも優れた技能であったことをよく示しています。ノルウェー中世教会の内装や調度品にも偉大な匠の技を見ることができます。代表的なものは説教壇の彫刻細工、銀や銅製の儀式用装具ですが、おそらく最も注目に値するのは、Baldishol(バルディショール)の装飾絨毯に代表される美しい教会用の織物です。当時の習慣として、いずれも制作者の名前は残されていません。 ローズ・ペインティングはノルウェー独特の装飾画法で、さまざまな形や大きさの薔薇が主な図案になっています。昔、農民の間で幅広く使われていたこのローズ・ペインティングは、今ではノルウェーの古典民俗芸術と考えられています。 16世紀になるとノルウェーの金細工師は作品に刻印を... 更に読む