遺産

ノルウェーの建築遺産には数多くの異なるタイプの構造物があります。その中には、中世の建物の廃墟やスターヴ教会などから、近代建築、複合施設まで含まれます。さらに古い建築遺産の大部分は、農業に関連したものです。 建築遺産保存の重要性にはいくつかの要因が考えられます。まず、建築遺産はその国の歴史を語る貴重な情報を与えてくれます。また、建築物は地域社会での象徴的な役割を果たしていることが多く、その地域住民のアイデンティティを高める手助けをしています。更に、建築物の美しさや芸術性も保存の価値があります。最後に、建築遺産を管理することは、持続可能な経済発展を達成し、資源の浪費や汚染を減らす地球規模の努力の一つとして欠かせないことなのです。 ノルウェーの資産全体の中でかなりの部分を占めているのは、構築された環境です。つまり、建築遺産を管理するということは、社会の総投資物の多くを経済・環境の両面から健... 更に読む

国の文化遺産には、人間のあらゆる活動の跡が残されています。これらの痕跡は、人々がどのように暮らしていたか、また手工業、技術、芸術がどのように発展したかなどについて、大変重要な情報を提供してくれます。記念物や遺跡、文化的環境は再生不能な情報資源なので、長期的な視野に基づいて管理が行なわれなければなりません。文化的な記念物や遺跡は、多くの人々に情緒的かつ審美的な経験を与えるものです。現代社会は文化遺産を保存し、積極的に活用することによって、その恩恵を受けることができるのです。 更に読む

ユネスコの世界遺産のリストには、世界中のかけがえのない文化と自然の遺産である地域や建造物が載せられています。世界遺産条約は1972年に起草され、その価値が普遍的で将来の世代のために世界遺産として保存に値する地域・建造物を特別に保護することを目的としています。ノルウェーは1977年にこの条約を批准しました。現在、国内の7ヵ所が世界遺産に指定されています。 ベルゲンのブリッゲン 中世の後半、ベルゲンのブリッゲン地区は活発な国際貿易の中心でした。海に面して切り妻造りの家々が平行に並ぶ特徴のある街並みは、900年近くの間維持されています。ブリッゲンの特徴は、一つの通路を共有した1列あるいは2列の長い家並みで、家は居住部分と倉庫が一緒になっています。またそれぞれの家には波止場があり、倉庫や複滑車装置の付いたクレーンが備えられています。ブリッゲン地区は長い間国際貿易の中心的役割を果たしてきました... 更に読む

考古学的遺物・遺跡は人類の最も古い活動の記録だといえます。ノルウェーで発見された最古の遺跡は、フィンマルクのマーゲレイ島(Magerøy)にある約1万2千年前の住居跡です。考古学遺跡を保護する最初の法律は1905年に制定されました。その後、社会の変化や、さまざまな種類の遺物・遺跡についての人々の認識が深まるにつれて、この法律はたびたび改正されてきました。Cultural Heritage Act(文化遺産法)は、1537年以前の考古学的および建築学的遺物・遺跡は全て無条件に保護すると同時に、1649年以前の建物も保護しています。 今日、ノルウェーでは、さまざまな特徴をもつ各時代の代表的な考古学遺物と遺跡を積極的に保護・保存しています。 ノルウェーには先史時代のロック・アート(岩石芸術)が残っている地域もあります。スカンジナビアのロック・アートは、重要な世界遺産の一部です。... 更に読む