西暦1130年はノルウェーの歴史上の重大な分岐点です。それまで平和だった時代がこの年に乱れはじめ、紛争と内戦がその後1227年まで続きます。 1130年は別の意味でも特別な年でした。人口が増加し、教会が統合強化され、区町村制度が出現し、発展した中世全盛期の始まりの年と考えられています。国王と教会が次々に郡区を支配下に置くにつれ、行政と権威の機能が増強されました。現代の歴史学者によれば、この時期を経過することにより、ノルウェーは初めて単一の国といえるようになったのです。 1100年代から1200年代にかけて君主制の権力が増大し、教会と封建領主を凌駕するに至りました。伝統的な世俗貴族に代わり、君主に仕える貴族が現れました。この時期に小作農民は、土地所有者から借地人に姿を変えました。しかし、ノルウェーの小作農民はほとんどの場合、生涯にわたる借地権を与えられていたので、当時のヨーロッパにおい... 更に読む