ノルウェーの宗教

最終更新日: 15/10/2009 // ノルウェーには、公(おおやけ)の宗教として福音ルーテル派に基づくプロテスタント国教会があります。政教分離は行なわれていませんが、すべての居住者は 1964年の憲法改正に従って自由に宗教を選ぶ権利を持っています。ノルウェー民族の10人のうち8人は、ノルウェー国教会の信徒です。

ノルウェー人の信仰活動は大部分が個人的なものです。宗教は自分にとって重要なものだとほとんどの人は言いますが、組織的教団の宗教活動へ積極的に参加することによってこれを表現することはあまりありません。人口のおよそ88%はノルウェー国教会に属していますが、教会の礼拝やその他の教会関係の会合に毎月2回以上出席する人はわずか10%です。

国民のおよそ5.9%は他の宗教組織に属していますが、どこにも属していない人も6.2%います。ノルウェー国教会以外で最も大きな宗教教団および生活コミュニティー(life-stance communities) は、ノルウェー・ヒューマニスト協会(Norwegian Humanist Association)(63,000人)が代表する人道主義運動で、これ以外にイスラム教(60,000人)、ペンテコステ派運動(45,000 人)、ローマ・カトリック教会(40,000人以上)、福音ルーテル派自由教会(20,000人)、メソジスト派(13,000人)、その他いくつかの小さな自由教会があります。

ノルウェーのキリスト教への移行は、西暦1000年ごろ始まりました。これは、貿易やヴァイキングの襲撃を通じてのキリスト教ヨーロッパと接触の結果でした。アングロ・サクソン教会やドイツやデンマークが行なった布教活動も一助となって、伝統的な北欧神話の神々やサーメの自然崇拝代わり、キリスト教が信仰されるようになりました。

キリスト教国ノルウェーは、1537年の宗教改革までローマ・カトリック教会に属していました。1842年に平信徒による説教の禁止が解かれたことによって、ノルウェー国教会の中にいくつかの自由教会運動組織と強力な平信徒組織が生まれました。その結果、ノルウェーのキリスト教社会は、保守的なキリスト教解釈や積極的な布教活動と深いつながりを持つようになりました。


テキスト: テキスト:Aschehoug and Gyldendal社のノルウェー百科事典より編集/Einar Molland/Haakon Flottorp   |   ネットワークで共有   |   print