人命保護のためのデザイン (Design without Borders)

地雷撤去オペレーション用に新たにデザイン・開発された防御マスクとベストに、デザイン賞 Index Award2007が贈られました。 この製品は、デザイン技術を、国際開発および人権保護と結びつけることを目的に、ノシュク・フォルムがデザイナーおよびノルウェー・ピープル・エイド(NPA)と協力して進める非営利プロジェクト「Desig without Borders」から生まれました。

2007.11.05.

「我々の活動に欠かせないプロテクト器具の性能が飛躍的に改善された」とNPAの担当者は新しいマスクの開発を喜んでいます。NPA(Norwegian People's Aid)は、世界各国で地雷撤去に携わっています。


Photo: Norsk Form 新たなデザインで安全性と機能性を向上

人命保護のためのデザイン
現在、地雷撤去作業に使用される器具の安全性には多くの改善の余地が残されています。ノシュク・フォルムがNPAと協力して展開するプロジェクト「Design without Borders」は、より安全でありながら着け心地が良く、人間工学に基づく機能的な防御器具の開発を目指しています。

この度発表されたのは「次世代防御器具」ともいえるマスクとベストです。新しく開発されたマスクは、従来利用されているマスクの1キロある重さが半分に抑えられ、呼吸のための換機能が飛躍的に向上しました。開発に携わったNPAだけでなく、国連の関連機関が採用を決定しています。


Photo: Norsk Form 安全性の向上とフレキシブルな動きをめざす防御ベスト  

国際的責任
去る9月、対人地雷禁止条約10周年を記念する行事がオスロで行なわれました。ノルウェーは地雷撤廃に積極的に携わっています。

現在、世界80ヶ国の人々が地雷による被害に見舞われています。地雷をはじめとする対人兵器の被害はひとびとに甚大な苦しみをもたらします。地道な地雷除去作業だけが、人々に生活の場をとりもどすための唯一残された手立てです。地雷除去オペレーションに使われる器具の安全性を保証し、機能性を向上することはきわめて重要です。


Photo: Norsk Form 改善が求められる今日地雷撤去の現場で用いられる防御器具

実用化に向けて
今回このデザインを手がけたのはノルウェーのデザイン事務所「Kode design」です。「 Rofi Industrier」社が今年5月に生産にとりかかり、来年早々に実用に移すことを目標にテストを行なっています。ベストのデザインも最終段階に達し、早々に実用化することを目指しています。


Photo: Norsk Form 地雷撤去作業のための新しい器具開発に取組む


テキスト: Norwegian Ministry of Foreign Affairs   |   ネットワークで共有   |   print