村上春樹氏はこの夏「Litteraturhuset(文学の家)」の招きでオスロに滞在しています。これを機にフェスティバルが企画され、4日間にわたり、村上作品に関する討論会、Frode Gryttens、Johan Harstadらノルウェー人作家が村上春樹作品について語る会のほかジャズコンサートなどが開催されます。
村上春樹はノルウェーでも人気が高く、『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』はじめ多くの小説・短編・エッセイがノルウェー語に翻訳・出版されています。最近ではエッセイ『走ることについて語るときに僕が語ること』がイングヴェ・ヨハン・ラーシェン氏(東海大学講師)の翻訳によりPAX Forlag社から出版されました。
2007年に開館したLitteraturhusetは、王宮からほど近いオスロの中心部に位置しています。文学および読書に関する対話の促進とプロモーションを目的とし、国内外の文学作品に対する関心を高め、本や文学の愛好家の交流の場となることを目指しています。また、建物の最上階には作家のためのワーキングスペースも用意されています。年間を通し、幅広いテーマでセミナーや講演が行なわれ、館内には書店やカフェがあり一般にも広く公開されています。