東京・南青山のラットホールギャラリーで、2月20日(日)まで、オスカー・トゥアゾンとガーダー・アイダ・アイナーソンの二人展「Sex Booze Weed Speed」が開催されています。本展では、両作家が当ギャラリースペースにあわせてサイトスペシフィックなインスタレーションを行います。
ガーダー・アイダ・アイナーソン(Gardar Eide Einarsson)は1976年オスロ生まれ、現在はオスロ、ニューヨークと東京に在住し活動しています。アイナーソンの作品は白黒のペインティング、ポスター、旗、写真、ビデオなど、様々な素材を使った平面作品が中心です。権力や犯罪など管理社会をテーマに、洗練されながらも皮肉に満ちたかたちで、権力やその両義性を問う作品を制作しています。今回は、80年代サブカルチャーに登場した護身術のマニュアル本のイメージを基に、白と黒を基調にしたシルクスクリーンをカンヴァスに転写した作品を発表します。
オスカー・トゥアゾン(Oscar Tuazon) は1975年シアトル生まれ、2007年よりパリに在住しています。トゥアゾンの作品は、彫刻作品でありながら、展示される空間を建築的に変容させます。作品に使われる素材は建築資材や工業製品だけではなく、彼自身が自然の中や道路で拾ってきたものも含まれます。そうした特別でない素材を使って、日曜大工(Do It Yourself)の精神とも言える実践を通して、展示空間の中に建築への問いかけとして構造物を作り上げます。
トゥアゾンとアイナーソンはホイットニー美術館(ニューヨーク)のインディペンデント・スタディ・プログラム(2001~2002年)で出会い、そこで初めて共同で作品制作を行いました。2006年には、政治的な物議を醸した70年代のスキャンダル誌を複写した共同作品をホイットニー・ビエンナーレで発表するなど、いくつかのプロジェクトを共同で行っている彼らですが、二人展というかたちでの発表は今回が初めてです。