歴史

17/10/2009 // 氷河期から現代まで・主なできごと

氷河期から現代まで

ノルウェーに初めて人が住みついたのは、今から約1万年前のことです。はじめ狩猟や漁業で生活していた人々は、やがて家畜を飼い、土地を耕して作物を作るようになりました。初めて農地が作られたのは紀元前500年ごろです。この時代は武器や装飾品、道具を作るのに青銅が使われていたので「青銅器時代」と呼ばれます。それに続く「鉄器時代」は西暦1000年くらいまで続き、しだいに他の民族との交易もさかんになり、道具も進歩しました。

西暦800年ごろから1000年ごろまでは「ヴァイキング時代」と呼ばれ、ノルウェー史の中でもとくに活気にあふれた時代です。ヴァイキングは長い航海もでき、スピードも出る独特のヴァイキング船を使って海外へ出かけ、海からの奇襲(きしゅう)で物資を獲得することが多かったので、海外では恐ろしい略奪者(りゃくだつしゃ)というイメージが強くあります。オイヴィンは、ヴァイキングのそういう面はあまり誇りに思っていませんが、すぐれた船乗り、工芸家、探検家、交易商人でもあったと知って安心しました。ルーン文字という昔の文字ができたのもヴァイキングの時代です。またレイフ・エリクソンというグリーンランドのヴァイキングは、コロンブスより500年も前に、北アメリカに到達した最初のヨーロッパ人です。

ノルウェーが統一国家となったのは1030年ごろと考えられています。そして13世紀にはアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島(大西洋上の島々)、オークニー諸島(イギリス、スコットランドの北端)まで支配していました。1350年ごろ、多くの国々を襲った伝染病、黒死病によって、ノルウェーの人口は半分以下になってしまいました。

1381年から1814年まで、ノルウェーはデンマークと連合を結び、デンマークの属領のようにみなされていました。しかしその間もノルウェー人としての民族意識を失わなかったので、1814年、デンマークとの連合が解消すると、すぐに独自の憲法を制定することができました。憲法記念日の5月17日は、ノルウェーの最も大切な祝日となっています。しかしこの年、ノルウェーは再び、今度はスウェーデンと連合を結ぶことになりました。この連合は1905年に平和的に解消され、ノルウェーはデンマークのカール王子を国王に迎えました。彼はホーコン7世と名乗り、ノルウェーにとって525年ぶりの固有の国王となりました。

1940年4月9日、ノルウェーはドイツに占領され、1945年5月8日にやっと解放されました。現在ノルウェーは、国連と、西側諸国の安全保障同盟であるNATO(北大西洋条約機構)に加盟しています。

ノルウェーは平和を愛し、国際紛争は交渉で解決するべきであると信じています。毎年12月10日には、首都オスロでノーベル平和賞の授与式が行われています。

1960年代の終わりに、ノルウェー沖で大規模な海底油田と天然ガス田が発見されました。この発見はノルウェー経済に大きな影響を与え、ノルウェーは近代福祉国家、先進工業国として大きく発展しました。


重要な歴史的できごと
紀元前
9000~8000年頃
定住が始まる。

8000~4000年頃
旧石器時代。 狩猟、 漁業による生活。 洞窟(どうくつ)壁画。 現在より温暖な気候だった。

4000~1500年頃
新石器時代。 牧畜、 初期の農耕

1500~ 500年頃
青銅器時代。 農具、 装飾品、 ガラス器、 武器の出現。 外国との交易開始。

500~紀元1000年頃
鉄器時代。 鉄製の鋤(すき)、 鎌(かま)の出現。
 
紀元
800~1000年頃
ヴァイキング時代。ヴァイキング船による交易、征服。ルーン文字の出現。
新天地発見の航海。

1030年頃
国家統一・キリスト教の伝来

1200年頃
ノルウェー帝国

1350年頃
黒死病で人口半減

1380~1814年
デンマークとの連合

1814年
憲法制定

1814~1905年
スウェーデンとの連合

1905年
独立。 ホーコン7世即位。

1940~1945年
第二次世界大戦。 ドイツに占領される。

1957年
ホーコン7世崩御。 オラフ5世即位。

1970年
ノルウェー沖で油田、 天然ガス田が発見される。

1981年 
ノルウェー初の女性首相誕生。

1991年 
オラフ5世崩御。 ハーラル5世即位。 


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