民俗楽器ハルダンゲル・フィドル

最終更新日: 10/11/2009 // ハルダンゲル・フィドル(ハーディングフェーレ)は、フィヨルドで有名なハルダンゲル地方で生まれたノルウェーの民俗弦楽器です。

ノルウェー語では、ハーディングフェーレ、英語ではハルダンゲル・フィドルと呼ばれます。
ヴァイオリンよりやや小ぶりで、駒の下に4本から5本の共鳴弦が張られているのが特徴です。この共鳴弦が哀愁を帯びた独特の音色を生み出すのです。
側面や縁取りなどに真珠貝の象嵌細工で華麗な装飾が施されたものが多く、工芸品としても価値が高いものです。
国民的作曲家エドヴァルド・グリーグやゲイル・トヴェイトがハーディングフェーレの音色をこよなく愛し、幾多の作品にこの楽器を用いたほか、音色に触発された楽曲を多く残しました。
もとは民俗舞踊の伴奏として使われることが多かったのですが、ソロ楽器としての魅力が見直され、多くの実力あるソリストや優れた作品がを生み出されました。
近年では、ハーディングフェーレを伝統的な音楽をベースにしながら、ジャズ、ロック、ソウルなどジャンルの垣根を越えた音楽活動を行なう若手のミュージシャンが次々に登場しています。
ノルウェー各地で開催される音楽祭に、ハーディングフェーレは欠かせない存在となってきており、安定した層の厚さが感じられます。

日本でも日本人、またはノルウェー人奏者によるハーディングフェーレの演奏をさまざまな機会で耳にすることができます。


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