ノルウェーの国旗・国歌

赤地に白色の縁取りのある紺色の十字を配したノルウェー国旗は、1821年にストーティング(ノルウェー国会)で正式に定められました。ノルウェー国歌は、のちにビョルンスチャーネ・ビョルンソンの詩にリカルド・ノールロークが曲をつけたものです。

ノルウェーの国旗

赤地に白色の縁取りのある紺色の十字を配したノルウェー国旗は、1821年にストーティング(ノルウェー国会)で正式に定められたものです。

14世紀からデンマークの統治下にあったノルウェーは、1814年まで赤地に白十字のデンマーク国旗を使用していました。1814年、ノルウェーはデンマークとの連合解消後もなお、強国スウェーデンとの連合を余儀なくされ、ノルウェー国旗の使用は制限されていました。1905年、ホーコン7世を国王に戴き、晴れてノルウェー国旗が宮殿にはためきました。
1821年に決められた国旗のデザインには、デンマークやスウェーデン国旗と同じ十字架が配され、配色は赤・白・青が選ばれました。当時の主要国の中でも非絶対君主国であったアメリカやイギリスが用いていた色です。ノルウェーは国旗を定めることで、自国の独立と、新しい自由憲法の発布を強調しました。

赤白青のノルウェー国旗の歴史は平和の歴史でもあります。ノルウェー人がこの国旗を誇りに思うのはノルウェー国民の脳裏に、軍隊の功績の類ではなく、海運や捕鯨などの経済発展やナンセンやアムンセンによる極地探検の成功などが焼きついているからなのです。1947年に、トール・ヘイエルダール率いるクルーが大西洋横断に成功した、いかだ舟コンティキ号にもこの国旗がはためいていました。

国旗色データ:
CMYK 赤0/91/87/0/青100/72/0/38
PMS 赤Pantone red 032 CV/青 Pantone 281 CV 


ノルウェーの国歌
Ja vi elsker dette landet(われらこの国を愛す)

ノルウェー国歌は、のちにノーベル文学賞を受賞した作家のビョルンスチャーネ・ビョルンソン(Bjoernstjerne Bjoernson 1828-1910)が1850年代の末に発表した詩に、1863年から64年ごろ、ビョルンソンの従兄弟で若い作曲家のリカルド・ノールローク(Rikard Nordraak 1842-1866)が曲をつけたものです。
ビョルンソンは作家としてだけでなく、ノルウェーの独立に大きく寄与した人物として名高くもあります。

国歌として初めて公式に歌われたのは1864年5月17日、憲法起草の地アイツヴォル(Eidsvoll)で行われた憲法制定50周年を祝う式典だったと言われています。
歌詞にはノルウェーの自然や歴史が織り込まれています。


ネットワークで共有   |   print