内閣府(日本)およびイノベーションノルウェー、DNVの協力を得て行なわれたもので、ビジネスや経済にとって、仕事と生活のバランスがいかに重要であるかを焦点に、両国から官・民組織を代表するスピーカーが講演を行ないました。
グリーデラン ノルウェー外務次官 |
姉崎猛 内閣府大臣官房審議官 |
セミナーには定員を大幅に超える数の参加希望があり、このテーマへの関心の高さが示されました。
グリーデラン外務次官が基調講演を行ない、ワーク・ライフ・バランスとCSR(企業の社会責任)に対するノルウェー政府の立場と相互関係について触れ、仕事と生活の両立が経済成長に不可欠であること、また父親の育児参加や育児環境の整備が重要であり、出生率の増加にも寄与すると述べました。またキャリアと生活の両立のために、自宅勤務など柔軟な解決策を模索する必要があると語りました。グリーデラン外務次官はまた、ノルウェー政府が発表したCSRに関する白書Corporate social responsibility in a global economyについて紹介し、その中でワーク・ライフ・バランスと男女共同参画が重要な役割を果たすと述べました。>>スピーチ/プレゼンテーション
一方、内閣府大臣官房審議官・姉崎猛氏は、「カエル!ジャパン」キャンペーンに代表される日本政府の取り組みを紹介し、現状と課題について基調講演を行ないました。そのなかで、ノルウェーでは一週間当たりの平均労働時間が49時間を越える男性就労者が3%であるのに対し、日本では30%に上ることや、日本では育児休暇を利用する男性が約1.3%と低い数字にとどまるなど、両国の違いを示しながら日本の課題を紹介しました。>>プレゼンテーション
モッレクライヴDNV副社長(ノルウェー赤十字総裁)は、女性の活躍がビジネスに不可欠であることを強調し、リスクを伴う社会におけるダイバーシティー(多様性)の重要性について語りました。金融危機を例に、将来起こりうるリスクを先読みするために柔軟な思考が必要であると述べました。モッレクライヴ氏はまたDNV社が採用するフレックスタイムが従業員の生産性の向上に役立っていると語りました。>>プレゼンテーション
日本企業からは、株式会社コクヨの人材開発部でダイバーシティー推進リーダーを務める赤木由紀氏により、同社が取り組むダイバーシティープロジェクトの事例紹介がありました。同プロジェクトでは、仕事と生活jの良いバランスを目標に掲げ、セミナーや講演を通し、ワーク・ライフ・バランスの意識を高める活動を行なっています。
仕事と生活の両立は、現代社会が避けることの出来ない課題です。社会の高齢化に伴う労働力の低下は日本をはじめ多くの国が近い将来直面する問題であると考えられます。こうした状況の下、ワーク・ライフ・バランスの向上には法制度のみならず企業環境の変革が必要と考えられ、当セミナーで紹介されたコクヨをはじめとする新しい取組みが日本でも生まれています。また、この点においてノルウェーには少なからずロールモデルとしての役割が期待されています。
参加者の質問に答えるモッレクライヴDNV副社長/ノノルウェー赤十字総裁(左)と㈱コクヨ・赤木由紀氏
■歓迎の挨拶
アルネ・ウォルター駐日ノルウェー王国大使
>> "Work-life Balance – A Political Priority"
■基調講演「ワーク・ライフ・バランスとノルウェーのCSR政策」
ビョルン・グリーデラン ノルウェー外務次官
>>スピーチ
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■基調講演「日本のワーク・ライフ・バランス」
姉崎猛 内閣府大臣官房審議官
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■講演「女性がビジネス成功の鍵を握る」
スヴェン・モッレクライヴ デット ノルスケベリタス(DNV)副社長CSR担当、ノルウェー赤十字総裁
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