原水爆禁止2010年世界大会に寄せて ストーレ外相メッセージ

最終更新日: 09/08/2010 // 広島と長崎で開催されている原水爆禁止2010年世界大会に、ヨーナス・ガール・ストーレ ノルウェー外相がメッセージを送りました。8月6日に広島で同大会に出席したウォルター大使が、このメッセージを代読しました。


ご列席のみなさん、

広島・長崎の悲劇的な出来事から65周年の機会に、ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ外相のメッセージをみなさんにお伝えできるのは、駐日ノルウェー大使としてうれしいと同時に名誉なことでもあります。

外相のメッセージを読み上げます。

原水爆禁止世界大会へのノルウェーの支持を再びお伝えできるのは、うれしいと同時に名誉なことです。例年開催されるこの大会は、1945年に広島と長崎で起こった悲劇を想い起こさせる重要な機会です。

日本政府は、核軍縮を達成する取組みで大きな役割を果たしています。また、日本と世界各地の市民組織も決定的な役割を演じています。

ノルウェーは「核兵器のない世界」を長年、外交政策の目標にしてきました。冷戦時代でさえもそうでした。つまりノルウェーは、すべての人々にたいする最大限の安全保障を最低限の軍備で達成しようと努力してきたのです。

私たちはいま、世界が転換期にあることを期待し、またそれを確信しています。数カ国の元および現在の指導者らが、新たな核軍縮の誓約を呼びかけました。「核兵器のない世界」という目標はいまや一般的な政治用語となったのです。

オバマ大統領とメドベージェフ大統領が2010年4月8日、プラハで新戦略兵器削減条約(START)に調印したことは重要な一歩です。アメリカとロシアがすでに配備済みの戦略核弾頭の数を削減することに合意したことは、うれしいことです。この条約は、あらゆる型の核兵器を含む、広範な軍縮プロセスを開始するものになると思いますし、最終的には「核兵器のない世界」につながるものだと考えます。

核不拡散条約再検討会議は、ニューヨークで5月に終了しました。もっと大きな成果があればよかったとは思いますが、それでも会議がNPTの3本柱に沿って64の具体的行動に合意したのは喜ばしいことです。最終文書は、あらゆる種類の核兵器の問題を取り上げており、これらの核兵器を全て廃絶するという全体的な目標を強調しています。また消極的安全保障の提供を取り上げ、国際人道法の概念について明示的に論議するよう提案しています。この会議は、核兵器のない世界という、より平和な世界を実現するための追加手段を提供してくれたのです。

原水爆禁止世界大会は1955年の第1回大会以来、政治家や市民の間で核兵器廃絶の重要性の認識を高めることに大きく貢献してきました。国家指導者や主要な関係者、とりわけ一般市民が直接関与することは、核兵器のない世界という目標を実現するうえで決定的に重要なものであり続けています。世界大会が成功をおさめ、実りあるものになることを願っています。(ヨーナス・ガール・ストーレ外相の署名)

ご列席のみなさん、ご清聴ありがとうございました。


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