Kronprinsens appell på Rådhusplassen
H.K.H. Kronprinsens appell på Rådhusplassen 25. juli 2011.
(和訳)
今夜、街の通りには愛があふれています。
私たちは、残虐行為に結束して対処することを選びました。
私たちは、憎悪には団結して立ち向かうことを選びました。
私たちは、自分たちの掲げる理想をはっきり示す道を選びました。
ノルウェーは今、喪に服しています。愛する人を失った悲しみと寂しさに苛まれている、全ての人に思いをはせています。
勇敢に人命救助にあたった人びと、国民の心の平和を取り戻そうと力を尽くした方々、そしてこの数日間、困難な試練を乗り越えてきた政府首脳陣。こうした全ての人びとに。
テロの標的となったのはウートイヤ島と政府庁舎にいた人びとですが、テロ行為はノルウェー国民全員に大きな衝撃を与えました。
ひとりの人間の行為がどれほど大きな影響を持ち得るのか、私たちは恐ろしいほどはっきりと理解したのです。
この他にも今回の事件が示していることがあります。重要なことは、私たちひとり一人の心構えであり、社会を築くための基盤に何を選ぶかであり、選んだものを互いのために、そして自分たちが暮らす地域のためにどう使うかだということです。
自分たちの考え方や意見など取るに足りないものだ。そんな考えは、7月22日以後、二度と許されないことです。私たちは、自分たちの愛する自由で開かれた社会のために闘う覚悟で、毎日と向き合わなければなりません。
若者たちよ、皆さんはノルウェーの行方を指し示す羅針盤であり、国民の勇気であり希望です。今後ノルウェーがどのような国になるのか、国を形作り、国の行く末を決めるのは皆さんです。若い皆さんのひとり一人が何ものにも代え難い貴重な存在です。しかし多くの若者の命が失われました。
ノルウェーの将来は何者にも奪わせはしません。
今夜、街の通りには愛があふれています。
私たちは選択を迫られています。起きてしまったことはどうしようもありません。
しかし、社会として、ひとりの人間として、今回の事件が私たちにどう影響するのか、それを選び取ることはできます。
誰一人として孤立すべきではない、そういう道を選ぶこともできます。
共に立ち上がる道を選ぶこともできます。
何を選ぶかは、ひとり一人の選択にかかっています。あなたや私次第なのです。
私たちには共にやるべきことがあります。カフェテリアのテーブルを囲んで、組織の中でできることです。ボランティアの人びとも、男も女も、小さな町でも都会でもできることです。
言論の自由を大切にしつつ、さまざまな人が共に暮らす国、
互いの違いを新たな機会と捉える国、
自由が恐怖より力を持つ国。
私たちはノルウェーをこのような国に築き上げます
今夜、街の通りには愛があふれています。