2004年、わが子が遊んでいるときに見つけた4つの子爆弾を破棄しようとして両腕と視力を失ったカンボジアのYoeun Sam En 。それ以来、クラスター弾の生存者団体であるBan Advocatesを介して、クラスター弾禁止に向けた取り組みに積極的にかかわっています。. 
写真: werneranderson.no.2004年、わが子が遊んでいるときに見つけた4つの子爆弾を破棄しようとして両腕と視力を失ったカンボジアのYoeun Sam En 。それ以来、クラスター弾の生存者団体であるBan Advocatesを介して、クラスター弾禁止に向けた取り組みに積極的にかかわっています。. 写真: werneranderson.no

クラスター弾に関する条約 - 節目となる出来事

最終更新日: 04/08/2010 // 2010年8月1日、クラスター弾禁止条約が発効しました。国際的な人道努力が報われる、節目の日となりました。

クラスター弾は武力紛争の間だけでなく、紛争終結後も長期にわたって人々を傷つけ、その命を奪っています。多数の不発弾(子爆弾)が除去されずに残され、後日(ときには何年も経ってから)爆発するためです。このような脅威があるために、クラスター弾の被害地域では、避難民が自宅に戻ることができない、農民が土地の手入れをすることができない、また子供たちが自由に遊ぶことができないという事態が生じています。

クラスター弾禁止条約は、クラスター弾の使用、製造、保有、移動のすべてを禁ずるものであり、既にノルウェーを含めて107の諸国がこの条約に署名しています。

節目となる出来事
「クラスター弾禁止条約の発効を契機として国際人道法が大幅に強化され、クラスター弾の配備を不可能にすると思われる規範が確立されるだろう。この条約は、被害地域からのクラスター弾の除去、被害者への支援、保有されている全てのクラスター弾の廃棄に明確な期限を設けるための効果的な枠組みを与えるものであり、この分野に大きな違いをもたらすだろう」と、ヨーナス・ガール・ストーレ外相は語りました。

同条約は全締約国に対して法的拘束力を持つものであり、市民保護の強化につながります。2007年2月にノルウェーの呼びかけで始まったクラスター弾に関する取り組みは、今や条約の発効という極みに達しつつありますが、このように速やかな進歩を達成できたのは、強力な国際支援があったからです。

2008年12月3、4日にオスロで開かれた「クラスター弾に関する条約」の署名会議で、アフガニスタンのソラジ・グーラム・ハビブに祝辞を述べるストーレ外相。生存者団体Ban Adovoatesの代表者を務めるハビブは、10歳のときに自宅付近で遊んでいて不発弾を踏み、両足を失いました。. 
写真: Federico Visi.2008年12月3、4日にオスロで開かれた「クラスター弾に関する条約」の署名会議で、アフガニスタンのソラジ・グーラム・ハビブに祝辞を述べるストーレ外相。生存者団体Ban Adovoatesの代表者を務めるハビブは、10歳のときに自宅付近で遊んでいて不発弾を踏み、両足を失いました。. 写真: Federico Visi

2008年12月3、4日にオスロで開かれた「クラスター弾に関する条約」の署名会議において、ストーレ外相はアフガニスタンのソラジ・グーラム・ハビブに祝辞を述べました。クラスター弾の生存者団体Ban Advocatesの代表を務めているハビブは、10歳のときに家の近所で遊んでいて不発弾を踏み、両足を失いました。(写真)

「クラスター弾の禁止に向けて太鼓を叩こう」とのスローガンのもと、人道団体の国際的パートナーシップ組織であるクラスター弾連合(CMI)は、8月1日に世界的な催しを行ないました。世界中の市民社会の代表者が、太鼓を鳴らして条約の発効という歴史的な日を祝うというものです。ノルウェーでは、Norwegian People’s Aidという団体が外務省の協力のもと、ノルウェーカップ(青少年のための年次サッカー大会)の間に1万個の太鼓を叩いて発効を祝いました。

廃棄と除去の義務
条約締約国は、8年以内に自国の保有するクラスター弾を全て廃棄する義務を負います。またクラスター弾の被害国は、10年以内に被害地域のクラスター弾を除去しなければなりません。さらに全締約国は、被害者に援助や精神的支援が与えられるよう取り計らい、その社会的、経済的な復帰を進めなければなりません。こうしたことを行うべき立場にある各締約国は、支援を必要とする締約国に対して技術的、物質的、経済的支援を提供し、そうすることによって全締約国が「クラスター弾に関する条約」に基づく自国の義務を果たすことが期待されています。

「ノルウェーをはじめとする条約の署名・批准諸国は、今こそ、その約束を果たすべきだ」とストーレ外相は述べ、「7月16日にノルウェーは残存するクラスター弾を全て破棄し終えたので、もはやノルウェーにはクラスター弾は存在しない。 – 我が国は今後も他国が同様の措置を講じるのを支援していくつもりだ」と語りました。

条約に関するWEBサイト には、条約の署名・批准諸国の最新のリスト、今後の国際的な取り組みの予定、及び条約文(英語、フランス語、スペイン語)が掲載されています。 


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