シモン・ストランゲル最新刊

最終更新日: 08.06.2015 // 社会派ヤングアダルト作品で定評のあるノルウェー作家Simon Stranger(シモン・ストランゲル)による2作品が発刊されました。

 
 
 

『ドコカ行き難民ボート。』  
シモン・ストランゲル著  枇谷玲子訳
汐文社 ISBN 978-4-8113-2178-3

『地球から子どもたちが消える。』  
シモン・ストランゲル著  枇谷玲子・朝田千惠訳
汐文社 ISBN 978-4-8113-2179-0

『このTシャツは児童労働で作られました。』(既刊)
シモン・ストランゲル著  枇谷玲子訳
汐文社 ISBN 978-4-8113-8974-5

 

翻訳者  枇谷玲子(ひだにれいこ)氏より:

「このシリーズはリクスモール協会児童書賞受賞作家で、一年で最も優れたヤングアダルト作品に与えられるUprisenと北欧会議児童青少年文学賞に今年立て続けにノミネートされているシモン・ストランゲルさんの代表作です。

2013年に邦訳が出版された『このTシャツは児童労働で作られました。』では、
資本主義社会における熾烈な価格競争の陰で法外に安い値段で縫製工場やカカオ農園で働く子どもたちの姿が描かれていましたが、今回同じシリーズの他2作も紹介させていただく運びとなりました。

先日、ギリシャで難民を乗せたボートが転覆したという大変痛ましい事故が起きましたが、『ドコカ行き難民ボート。』ではアフリカからスペイン領のカナリア諸島へとボートで渡る難民の姿が、また最終巻の『地球から子どもたちが消える。』では、ボートで渡った先で難民を待ち受ける過酷な運命が描かれています。後者は大阪大学講師の朝田千惠さんとの共訳です。

このような内容の作品がヤングアダルト作品中で取り上げられることはそう多くありません。難民受け入れや児童労働などについて考えるきっかけとなればとても嬉しいです。」


シモン・ストランゲル:

1976年オスロに生まれる。オスロ大学で哲学と宗教史を学んだ後、作家学校に1年通う。2003年国際貿易により生まれる格差と貧困の問題を扱った大人向けの小説『この一連の出来事をぼくらは世界と呼んでいる』でデビュー。2006年子ども向けの読み物『イェンガンゲル』でリクスモール協会児童書賞を受賞。その作品は現在9ヶ国語に翻訳されている。『ドコカ行き難民ボート。』のアラビア語への翻訳書が2011年IBBYオナーリストでパレスチナの最優良翻訳作品に選ばれる。現在はノルウェーの出版社に勤務しながら精力的に作家活動を行なっている。


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