日本人彫刻家の作品が種子貯蔵庫へ

彫刻家の田邊光彰(たなべみつあき)氏による野生の稲の種子の彫刻作品がスヴァールバル種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)に寄贈されました。

種子貯蔵庫は、地球上の食用作物の多様性を将来的に保存するため2008年2月6日にオープンしました。オープンからちょうど一周年にあたる2月26日に現地で行われた記念式典で、田邊氏から作品が寄贈されました。式典には、ラーシュ・ペーデル・ブレック農業大臣をはじめとする関係者や、同日行われたシンポジウムのために世界から集まった科学者が出席しました。

田邊氏は、過去20数年にわたり、野生の稲の自生地保存を提唱し、その作品を通じて訴えてきました。昨年、種子庫プロジェクトの推進に関わってきたGlobal Crops Diversity Trust(世界作物多様性トラスト)が本部を置く国際連合食糧農業機関(FAO、ローマ)に、野生の稲の種子を表現した9mの大作を寄贈しています。

今回種子貯蔵庫に寄贈されるのは、"THE SEED 2009 - MOMI IN SITU CONSERVATION”と名づけられた長さ1.2m、重さ6kgのステンレススチールの鋳造作品です。寄贈作品は種子貯蔵庫の中の壁に飾られます。


記念式典で作品を前に挨拶する田邊氏。右隣はブレック農業大臣。
photo: Kjell Werner/ANB




The SEED 2009 - MOMI IN SITUと名づけられた作品の種子頭部。
photo: Mari Tefre/Svalbard Globale


THE SEED 2009 - MOMI IN SITU CONSERVATION photo: Hideaki Kawada


Bookmark and Share