歩く国際協力 Walk in Her Shoes 2016 開催中

最終更新日: 16.03.2016 // 途上国の女性や少女たちが毎日水汲みのために歩く距離を日本で歩くことにより支援につなげることができるキャンペーン「Walk in Her Shoes」が、国際女性デーの3月8日から5月31日までNGOのケア・インターナショナルジャパンによって開催されています。


途上国では、日々の生活に必要な水や薪を手に入れるために、長い道のりを毎日歩かなければなりません。その距離は、実に1日約8,000歩(約6km)。そして多くの場合、それは女性や少女の仕事とされています。

一日の多くを水や薪を求めて「歩くこと」に費やさなければならないため、少女たちは学校に行く時間がなく、また女性たちは必要な保健サービスを受けたり、家族を支えるためにお金を稼いだりする時間がありません。また道中、性的暴力にさらされる恐れもあるなど、大きな危険を伴う場合も少なくありません。このような現状が、貧困の悪循環を引き起こしています。

あたり前のようにある水資源に感謝し歩くことで、日本にいながら途上国の人々の命や生活を支えることを目的に、ケア・インターナショナルジャパンでは、40人の途上国の女性や少女たちが1年に歩く歩数1億歩を参加者全員の歩数目標として掲げています。
参加詳細はこちらをご覧下さい。→Walk in Her Shoes

なお、このキャンペーンはケア・インターナショナルのある各国で開催されています。

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■今年もアーリン・リーメスタ大使から「Walk in Her Shoes」に対してサポーターメッセージが送られました。

ノルウェー王国大使館は今年もチャリティーウォークイベントである「Walk in Her Shoes」を支援することを嬉しく思います。

男女平等と女性のエンパワメントが「持続可能な発展」とは切り離せないものである事は良く知られています。より強い政治参加と、経済的機会の向上が、変化の担い手としての女性の役割を強化し、社会と女性自身の生活をより良い方向へと転換させていく力を与えるのです。

今年、日本は東日本大震災から5年目を迎えます。この間の東北の経験が示してきた様に、災害や復興における女性の役割は非常に大きいものです。災害が発生した場合、女性や少女たちがコミュニティの再生や災害後の復興に積極的な役割を果たすことを私たちは目の当たりにしてきました。災害後の力強い復興プロジェクトの幾つかは女性が推し進める事例が多いのです。

しかし、災害への準備や対応計画の作成において女性が十分に活用されず、意思決定の過程にも女性の参加が殆どない現実も見てきました。女性の意見や経験が反映されれば大きく変化を遂げられるのにもかかわらず、殆どの場合女性は除外されるか意見を聞かれることもなく、コミュニティを安全なものにするための「真の」パートナーとはみなされていません。

女性は、災害を防ぎコミュニティを守ることに関して極めて重要な役割を果たします。そもそも、福祉、子どもや高齢者、住まい、健康と暮らし、といった再生の中核となる事項を普段から担っているのは、多くの場合女性であることを考えてみてください。また、地方の女性はそれぞれの土地の伝統的な知恵を守る人達でもあります。

女性は、異なる見方で問題を見て、新しい力をもたらします。女性の持つ様々な繋がりや能力、経験を生かさない手はありません。

男女平等は自らの権利を獲得することがその最終目的ではありません。貧困を撲滅し、社会の発展と経済成長につなげる効果的な手段でもあるのです。男女平等の意味は、男性と同じく、女性の能力とリーダーシップを最大限活用し、より良い平等な社会を実現することにあります。

ケア・インターナショナル・ジャパンのチャリティーウォークイベント「Walk in Her Shoes」に参加することにより、世界の女性と女子が人権を享受しその可能性を実現するための支援が皆さんにもできるのです。彼女たちが自らの将来を形作ることを可能にするだけでなく、その家族やコミュニティが貧困から抜け出し、より良い生活を得られる手助けとなるのです。

駐日ノルウェー王国大使館
アーリン・リーメスタ
>>メッセージページリンク

 

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