写真: Christer Nexmark/Oslo Pride.写真: Christer Nexmark/Oslo Pride

LGBT ノルウェーの取り組み

最終更新日: 25.04.2016 // ノルウェー政府は、「人権は性別、社会的背景、民族、宗教、性的指向を問わずすべての人が持つ権利である」との考えから、LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender)の人権を守るため、国内はもとより国連人権委員会、国連総会等での活動にも力を入れています。


■行動計画2009-2012
The Norwegian Government’s action plan
“Improving quality of life among lesbians, gays, bisexuals and trans persons” 2009-2012
https://www.regjeringen.no/no/dokumenter/improving-quality-of-life-among-lesbians/id673147/

政府は、2008年、LGBTの人々が人生の様々な段階や、社会や職場において受けている差別を無くし、生活の状況と質を向上させることを目的としたアクションプラン2009-2012を策定しました。

アクションプランの形を取ることで、LGBTの側面を政府のすべての政策分野および関連省庁に組み込むことにその目的がありました。LGBTの人々が公共サービスにおいて直面する課題やニーズに関する知識を統合することもその目的のひとつでした。行動計画の中ではニーズに応じた64の具体的な施策が打ち出されました。

2013年に行動計画の実践状況の評価が行なわれ、*報告書が出されました。現在第二次行動計画の策定中です。
*報告書リンク(ノルウェー語のみ)

■ lgbt: Status 2014 Fact booklet
http://www.bufdir.no/Lhbt/Dokumentside/?docId=BUF00002795

ノルウェー子ども・若者・家族庁(The Norwegian Directorate for Children, Youth and Family Affairs)が、LGBTの人々の生活環境や生活の質について行った調査研究をまとめた年次報告書。家庭、学校、職場やヘルスケア、暴力や差別、法的地位、そして文化に至るまでテーマごとに記載されています。

■国立LGBT知識センター
The LGBT Knowledge Centre
http://www.bufetat.no/LHBT/Information-in-english/

2011年には、行動計画実施の一環として、LGBTに関する知識を広めるための知識センターがノルウェー子ども・若者・家族庁のもとに設置されました。政府はLGBTの人々の生活と福祉に関する専門知識は国が責任を持つ事項と考えています。センターでは政府、科学者、権利擁護団体と密接に協力することで、性的指向、ジェンダーアイデンティティ、およびジェンダー表現にまつわる様々な知見を得ることができます。

■国立アーカイブ Skeiv Arkiv
http://skeivtarkiv.no/en
2015年にベルゲン大学図書館に、queerとLGBTの歴史を収集・記録する国立アーカイブが設立されました。個人や組織に関するオンラインのSkeivopediaを編纂しています。

■ノルウェー外務省 ガイドライン
Human Rights, Sexual Orientation and Gender Identity - Guidelines for the Norwegian Foreign Service
http://www.regjeringen.no/upload/UD/Vedlegg/Menneskerettigheter/lgbt_guidelines.pdf#search=Action plan  LGBT&regj_oss=1

ノルウェー外務省では、大使館などの在外公館を通じ、世界各地でLGBTの人々の人権を促進するための努力を持続し、体系的に強化していくためのガイドラインを作成しています。

国連によれば、性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とした暴力や差別が世界各地で行なわれていることが確認されています。差別を受けている人々は日常生活で様々な障害に直面し、全ての人に認められるべき基本的権利の享受を社会から否定されているのです。

在外公館では、日常の業務の中でこのような場面に遭遇することがあり、ガイドラインには、各国でセクシャルマイノリティの人権擁護に努力する人々を如何に支援することが出来るかが示されています。また政府は国連をはじめとする組織や公的機関による「非差別と人間の尊厳を尊重する活動」も支援しています。

駐日ノルウェー大使館では、毎年東京レインボープライドに北欧プライドとして参加しています。またLGBTに関わる全国のイベントや映画祭などを応援しています。


■オスロLGBT会議
関連記事(会議の動画もご覧いただけます)
http://www.norway.or.jp/norwayandjapan/policy_soc/policy/lgbtconference2013rep/

2013年には、人権、性的指向、及びジェンダーアイデンティティに関する国際会議がオスロで開催されました。南アフリカとノルウェーが共同議長を務めた会議には、世界84カ国から200人を超える参加があり、国連加盟国、国連職員、各国や地域の人権専門家、市民の代表者らが集いました。

オスロでの会議に先立ち、アフリカ地域において市民による催しが複数行なわれ、更にカトマンズ、パリ、ブラジリアでもセミナーが開催されています。こうした地域セミナーの結果をもとに行なわれたオスロ国際会議では、主な課題や政策の計画と実施のギャップが特定され、教訓とベストプラクティスがまとめられました。

会議レポート
http://geneva.usmission.gov/wp-content/uploads/2013/06/SOGI-conference-summary-and-toolkit.pdf


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