www.arcticfrontiers.com/www.arcticfrontiers.com/

北極の節目の年に 国際会議「Arctic Frontiers 2016」開催

最終更新日: 16.11.2015 // ノルウェーのトロムソで毎年開催されている国際会議「Arctic Frontiers(アークティック・フロンティア)」は、2016年に10周年の節目を迎えます。この会議は年明けの1月24日~29日に開催され、北極圏問題を話し合う重要な場となり、1,500人を超える参加者が会議への出席を予定しています。今回は「産業と環境」をテーマに開催されます。

Arctic Frontiers 2016Arctic Frontiers 2016
 
この10年間、北極圏の政治的重要性が一段と高まってきました。国際政治において平穏で静かな地域であった北極圏ですが、今やほぼすべての国が関心を示し「熱いブーム」が巻き起こっています。


2016年の会議には各国の政治指導者が講演を予定しており、ユン・ビョンセ外相(韓国)、ビビアン・バラクリシュナン外相(シンガポール)、クリスティアン・ヤンセン外相(デンマーク)、ティモ・ソイニ外相(フィンランド)、ブルゲ・ブレンデ外相(ノルウェー)、北極担当特別代表ロバート・パップ前沿岸警備隊司令官(米国)などが演者に名を連ねています。


会議では、北極圏における環境配慮と産業拡大のバランスをいかに保つかについて議論が行われます。最初の2日間は「政策部門」(Arctic Frontiers Policy)で討議が行われ、各国指導者が北極圏の管理体制、持続可能性、経済成長について話し合います。


また、「ビジネス部門」(Arctic Frontiers Business)は2日間開催され、懇親会が設けられるほか、水産業やオフショア産業における技術革新や技術移転について基調発表が予定されています。「科学部門」(Arctic Frontiers Science)は3日間にわたり、北極圏の環境問題や管理体制、技術的ニーズに関する世界有数の研究者が一堂に会します。


気候変動の影響や技術進歩が著しい北極圏は、世界でも重要性の高い地域です。パリで開催されている「気候変動枠組み条約第21回締約国会議」(COP21)では北極圏の急激な変化が指摘されています。


北極評議会の議長国を務める米国は、「One Arctic(北極はひとつ)」に向けた取り組みで積極的な役割を果たしてきました。また、欧州連合(EU)は、その研究開発・イノベーションの枠組みプログラムである「ホライズン2020」において、北極圏をテーマの一つとして取り組んでいます。ロシアは北極圏での存在感を高めつつあるほか、アジア数カ国も同地域に関心を向けています。
「Arctic Frontiers」では、こうした北極関係者が一堂に会し、北極圏の可能性を引き続き拡大していきます。


「Arctic Frontiers 2016」が開催される来年は、いくつかの節目が重なる年です。北極評議会は北極圏における国際協力20周年を、「Arctic Frontiers」は北極問題の議論の場として設置されてから10周年を迎えます。また、北極圏のビジネスフォーラムである「北極経済評議会」(Arctic Economic Council)は創設2周年となります。今こそ「北極問題の棚卸し」をする―つまり、現状分析を行い、将来の方向性を検討する時が来たと考えられます。

写真: www.arcticfrontiers.com.写真: www.arcticfrontiers.com
 

 Arctic Frontiersこれまでのテーマ (2007-2015年):
2007: Responsibility for the Arctic
2008: Challenges for oil and gas development in the North
2009: Major driving forces behind the political interest in the Arctic
2010: Upcoming environmental, social and economic challenges in the Arctic
2011: The concept of tipping points as it applies to social, economic, and ecological systems in the North
2012: The global energy outlook, the potential and socioeconomic effect of traditional and renewable energy resources in the High North
2013: Arctic security issues and the potential for exploitation of marine, biological resources
2014: Health, society and environment and maritime operational challenges in the Arctic
2015: Climate and Energy

会議の詳細については公式WEBサイトをご覧ください:
http://www.arcticfrontiers.com/  


Bookmark and Share